フルールブログ

BARフルールドゥリス

今年クライマックスのワイン会はとても冬らしい日となりました。体が温まるようなホットワインも準備してお待ちしていました。お越しくださりありがとうございます!

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乾杯はお集まり頂いた皆様同士のご縁とお誕生日を迎えたばかりのお客様のお祝いを兼ねてでした。乾杯の言葉を快諾して下さった福田さん、ありがとうございました!

乾杯で会がスタート。
ワインは山梨産・甲州のスパークリングワインです。
甲州のルーツは日本の酒類総合研究所によりジョージアが起源だと分かりました。
シルクロードを通り日本に渡ってきた白ぶどうです。
山梨県で最初に発見され、生産量も1位です。
山梨県甲州市にある大善寺には甲州葡萄がいつ頃渡ってきたのか伺える逸話があります。“開山した行基が修行をしていたら葡萄を持った薬師如来が現れたので、寺に薬酒とする為に葡萄を植えた。どうやらそれが甲州だ”という話です。
今年の夏に甲州市へ行きました。風の流れの良い街で、ここで育ったぶどうで作られるワインは期待できます。


料理がスタートします。
前菜は「クリスマスリースのサラダ」です。
野菜は下野市産のアイスプラントやロマネスコ、カブと生クリームを合わせたブランマンジェ。小松菜と胡桃のソースをかけています。
合わせるワインはチリ産白・シャルドネです。
輝きのあるワインです。酸の豊富な葡萄で作られた時の特徴です。爽やかさもクリーミーさも感じられ、野菜や乳製品とおすすめです。

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続いて「ガーリックスープ」です。
きのこやイカや春先野菜の菜花に、熱々のガーリックトマトソースを加えて完成です。スペインのガーリックスープ、ソパデアホをアレンジしました。
スープにはスペイン産の赤ワイン・ガルナッチャを合わせました。選んだポイントは、ラベルが感謝祭のような楽しい印象だったことや、同国料理と合わせる楽しさです。

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メインは「チキンと新じゃがいも」です。
鶏肉はブラジル産の筋肉多めのモモ肉です。
ソースは2種類。宇都宮市の洋梨と醤油のソース、フレッシュバジルのソースです。
新じゃがいもは北海道の男爵を皮ごとフライしました。
合わせるワインはフランス産赤・シラー主体です。黒胡椒のような香りが感じられ、お肉と高相性です。

本日準備したワインボトルの重量は軽いものばかりでした。輸送時の燃料排出削減を目的としています。
マスターオブワインの大橋健一さん(宇都宮市)の勉強会でも取り上げられました。多くのワイナリーが環境課題にも取り組んでいます。

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デザートは「ラムレーズンパイ」です。
新鮮な卵でつくった滑らかなカスタードクリームです。
レーズンはワックス無しを選び、ダークラム酒を長期間染み込ませてふっくらさせてから生地に入れています。
合わせるワインはアルゼンチン産赤・マルベックです。
ワインに、フレッシュフルーツや100%フルーツジュースを加えホットワインカクテルにしました。クリスマスによく飲まれます。
フルーツは山形県朝日町のふじを入れました。蜜大入り。りんごに袋をかけずに育てることを確立させた町です。糖度が2〜3度も上がるそうです。

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本日の会も談笑の続く会となりました。
今年も当店のさまざまな会にご参加下さりありがとうござました!
年内は28(金)まで営業しています。年始は1/2(水)よりお待ちしています‼︎


『ワイン会 感謝祭』
・日時 : 2018/12/15(土)18:00
・会場 : BARフルールドゥリス
・会費 : 6,000円

料理とワイン:
① 白泡 甲州 (マンズワイン 山梨)
② 「クリスマスリースのサラダ」
白ワイン シャルドネ (チリ)
③ 「ガーリックスープ」
赤ワイン ガルナッチャ(スペイン)
④ チキンと新じゃがいも
赤ワイン シラー主体 (フランス)
⑤ 「ラムレーズンパイ」
赤ワイン マルベック(アルゼンチン)